OBA-Masao-sam.jpg
作家名

大場正男(おおばまさお)OBA Masao

ジャンル
スクリーンプリント  動物  孔版  植物    風景  

コメント

 「ペーパー・スクリーン版画は日本で生れ、日本で育った現代版画です。ペーパー・スクリーン版画の版式孔版に属するもので、<捺染>、<紅型>等日本の古い絵画の技法に<謄写版>の技法、それに作者が発見、工夫して得た<特殊な技法>を混えて表現されたものです。<面>はインクを透す紙と透さない紙を使って版をつくり、<線>は主に謄写版を使って版をつくります。刷りは、油絵具など油性のインクを使って刷り重ねます。独特のマチエールと、色と色が重なることによって生まれる深い色彩が特徴です。  私はこの技法を使って創始来40数年の制作を続けています。モチーフとしては鳥、樹、蝶、十二支、古代、星座などがあり、音楽的ともいえるリズミカルな展開で、<新鮮>な心を大切に、美しい<いのち>の世界を謳いあげています。」(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2000』阿部出版より)

略歴

1928年
福島県に生まれる
1956年
孔版画を始めると同時に銅版画、リトグラフ木版画、金工、陶芸等の技法を学ぶ
1969年
日本版画協会展、国展、版画グランプリ展、第16回CWAJ現代版画展(以後毎年)
1974年
現代日本の版画15人(オスロー)
1976年
日輝展(東京都美術館、以後毎年)・78年日本美術協会賞)、現代日本の版画と彫刻34人(ニューヨーク)
1983年
'83年度アカデミー文化賞受賞(スウェーデン、86年も)
1986-95年 国内外で個展・グループ展
1998年
第17回国際Exlibrisビエンナーレ・大賞
1999年
「大賞受賞作家」個展(ワルシャワ)
2000年
個展(アメリカ)
2001年
第46回CWAJ現代版画展(東京アメリカンクラブ・神保町)

作品紹介

OBA-Masao-01.jpg

《樹の精》

1998年 62.5×28.5cm

ペーパー・スクリーン

関連書籍

このページのTOPへ